この記事では、やりがいを感じられるユニット型の特養&老健について解説します。
ユニットケアと言われても、どこが良いのか分からないという方多いのではないでしょうか。
そもそも個室になったところで、仕事のしやすさなんて変わらないんじゃない?こう思っている方もいるでしょう。
ユニットケア型の特養&老健のうち、ユニットリーダー実地研修施設というのがあります。
全国の特養と老健合わせて約14,000施設のうち、98施設しか選ばれていません。
実地研修施設は厳しい審査に合格しなければいけないので、ケア一つとっても職員一人一人の対応もきちんとしています。
これから働きやすい職場を探すなら、ユニットリーダー実地研修施設を選べば間違い無いでしょう。
フォロワーさんからの支持率高い!
ユニット型特養&老健がおすすめな5つの理由
ここではユニット型特養&老健のうち、ユニットリーダー実地研修施設を選ぶべき5つの理由を紹介します。
どこにでもあるわけではない、選ばれた施設だからこそ働く価値があるというもの。
厳しい審査に合格した実績
ユニットリーダー実地研修施設は、厳しい審査に合格しなければ認められません。
どれくらい厳しいかというと、日本ユニットケア推進センターのチェックシートをご覧ください。
これら全てを満たすわけではありませんが、一定の基準以上合格していなければいけません。
しかも一度受けたら終わりではなく、定期的に審査を受け続けなければいけないのです。
現在、ユニットリーダー実地研修施設を審査できるのは2つの機関があります。
- 日本ユニットケア推進センター
- 全国個室ユニット型施設推進協議会
この2機関から選定されたユニットリーダー実地研修施設は、全国に約100ヶ所しかありません。
職員がきちんと教育されている
それは根拠に基づくケアがされていたり、職員間のコミュニケーションがよくとれているということだったりします。
根拠も何もなく、ただみんながそうやってるからやるって感じになっていませんか?
ユニットリーダー実地研修施設だと、どの職員と接しても気持ちよく接してくれます。
介護の技術や知識が高いだけではなく、社会人として人間として教育されていることが伝わるんですよね。
居心地の良い空間がある
いわゆる施設っぽい無機質な印象ではなく、家庭的であたたかな雰囲気に包まれています。
それは建物だけではなく、利用者さんや職員も実際に居心地が良いと感じています。
- 落ち着くように地元の木材を多く使用
- 家庭的な雰囲気を出すためキッチンを設置
- あたたかい色合いの照明
- 誰でもくつろげる小上がりのスペース
- 昔懐かしい遊び道具やタンスなどがある
- 生花が活けてあり季節感を感じられる
老人ホームによくある、壁に貼ってある折り紙の作品がはがれかかっているなんてことはありません。
リビングや居室などなど、施設のあらゆるところに目が行き届いています。
利用者の自由度が高い
例えばこんなこと。
また高齢でずっと車椅子に起きていると疲れちゃうので、食後しばらくベッドで体を休めるという方もいます。
老人ホームにありがちな、車椅子に乗った何人もの高齢者がテーブルに突っ伏して寝ているなんてことはありません。
それぞれ個室があるので、自宅で使っていた馴染みの物を持って来ています。
大きい物だとタンスや仏壇。小さい物だと編み物やぬいぐるみ、ご家族の写真などですね。
高齢者も職員も尊重されている
一番のおすすめポイントは、入居している高齢者も働いている職員も尊重されているということ。
働きづらいと感じている人の多くが、こうした不満を抱えていると思います。
ユニットリーダー実地研修施設では、高齢者だけではなく職員もリスペクトされているというのが大きな違いです。
全国のユニットリーダー実地研修施設
全国にある98のユニットリーダー実地研修施設を紹介します。厳しい審査に合格した、限られた施設です。
日本ユニットケア推進センター
初めに、日本ユニットケア推進センターが選定した実地研修施設を紹介します。
北海道地区
北海道地区は3施設あります。
東北地区
東北地区は9施設あります。
関東地区
関東地区は12施設です。
信越・北陸地区
信越・北陸地区は3施設です。
東海地区
東海地区は11施設です。
関西地区
関西地区は11施設です。
中国・四国地区
中国・四国地区は9施設です。
九州地区
九州地区は10施設です。
全国個室ユニット型施設推進協議会
全国個室ユニット型施設推進協議会から選定された、実地研修施設を紹介します。
東北地方
東北地方は1施設です。
- 壱の町
関東地方
関東地方は9施設です。
東海地方
東海地方は9施設です。
- 燦燦
- 岐南仙寿うれし野
- 梅香の里
- みくらの里
- 第二長上苑
- あさひが丘
- せんねん村矢曽根
- 瑞光の里 緑ヶ丘
- 津の街
関西地方
関西地方は2施設です。
- 夢心
- ゆうり
九州地方
九州地方は8施設です。
- 梅光園
- 陽だまり
- 天空の杜
- 玄海園
- シルバーケア吉野ヶ里
- のぞみの杜
- プレジールの丘
- いずみの園
沖縄地方
沖縄地方は1施設です。
- 東雲の丘
介護に特化した転職エージェントについては、【無料】介護の転職エージェントの使い方で詳しく解説しているのでご覧ください。
ユニット型特養や老健は大変なのか
ここでは、ユニット型の特養や老健で働くことは大変なのかについて解説します。
実地研修施設も完璧ではない
いくらユニットリーダー実地研修施設が優れていると言っても、火のつけどころのないほど完璧なわけではありません。
こういったデメリットも持ち合わせているので、注意してください。
それはやはり実地研修施設として、配慮すべき点が多いということなのでしょう。
個室ならではのデメリット
ユニット型特養や老健は、多くの居室が個室です。
中にはトイレも配置されていて、今までのように共同トイレを順番で待つといった光景がありません。
これが四人部屋だとカーテンで仕切られているので、音が聞こえるのですぐ対応することができます。
個室は利用者にとってプライバシーが守られるという意味で個室は良いですが、職員にとってはやりにくい部分もあります。
そのため施設によっては、居室の扉を開けっ放しにして中の様子が分かるようにしているところもあります。しかしこれではプライバシーもへったくれもないですよね。
また職員の配置人数による不足感もデメリットです。
介護保険施設の職員配置は3対1が原則ですよね。
この辺の問題点はインカムを導入して、困った時に全職員に呼びかけられる工夫を行う施設が増えてきました。
家庭的な関わりができる
一方でユニット型施設のメリットは、あたたかみのある家庭的な雰囲気があることです。
ユニットリーダー実地研修施設へ行くと、ハード面でも配慮されていることが理解できます。
ユニットケア型施設でやりがいを持とう
以上、ユニット型特養&老健で働くのがおすすめな5つの理由を中心に解説しました。
ユニットケア実地研修施設は対応や教育などがきちんとしています。
利用者が生活しやすいだけでなく、職員も働きやすいと感じられる職場環境があります。
一方で、ユニット型施設ならではの大変さもあります。
しかしそういった問題点を解決するような取り組みも試されているのも確かです。
今の職場に不満を抱えているなら、一度ユニット型施設で働くことを検討してみても良いでしょう。
きっとやりがいをもって働くことができるはずです。
フォロワーさんからの支持率高い!
CareBreakの管理人ソフィア
当ブログでは、介護職さんの感じるモヤモヤを解消できるような情報を発信しています。