うちの使えない介護職員ってレベル低いよな…言われたことやらないし。どうやって教えたらいいのかな?
- 使えない介護職員の特徴
- 使えない介護職員への5つの指導法
- レベル低い介護職員との付き合い方
言葉は悪いですが、この人使えないなーと感じる介護職員っていませんか?
異動や中途採用で入ってきても、先輩としてどうやって教えたら良いか困ってしまいますよね。
今までうまく回っていた仕事が回らなくなったり、他の職員の士気が下がったりしかねません。
やる気を引き出すのは大変ですが、あなたなりの方法で育ててしまえば良いでしょう。
私もリーダーとして後輩を指導した経験があります。その人に合った指導法を見つけて、根気強く関わっていきましょう。
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使えない介護職員の特徴
ここからは、使えないと言われる介護職員の特徴について解説します。
- いい加減な仕事をする
- 指示通りやらない
- 急に休む
こういうことをされると信頼ができなくなってしまいますよね。
以前は私もいい加減だったので、信頼されていなかったと思います…。
いい加減な仕事をする
使えないと職員と言われる理由の一つ目は、いい加減な仕事をするからです。
いい加減な仕事をされると、その人に任せようという気持ちにならなくなってしまいますよね。
- 記録がいい加減で何をしたのかわからない
- 仕事をやりっぱなしで帰ってしまう
- パッドをちゃんと当てていないので尿漏れする
こんなことってないですか?
施設の介護職員って、早番がいて遅番がいて夜勤がいる交代勤務です。
だからそれぞれのケアを申し送って、次につないでいくことが重要ですよね。
ある職員だけいい加減にケアしていたら、利用者さんの状態悪化につながりかねません。
それにいい加減に働く職員の次に勤務する人は、めちゃめちゃ大変ですよね?
できる介護職員は、次に勤務する職員のことを考えて仕事に取り組みます。
- 遅番なら夜勤が来る前に仕事を終わらせておく
- 夜勤なら早番が来るまでに利用者の起床介助を済ませる
- 早番なら最低限できることをやってから帰る
できる職員は最低限の仕事をしてから帰るので、職員同士の連携がスムーズにできるんですよね。
指示通りやらない
使えない職員と言われる理由の二つ目は、指示通り仕事をやらないからです。
- 看護師が水分摂取の指示をしたのに必要ないからとやらない
- 体位変換1時間おきなのに勝手に3時間おきにする
指示の内容によっては、利用者さんの健康状態に関係することですよね。
理由があって指示をしているのに、この人はきちんと実行してくれないんだと思うと信頼できなくなります。
事情があったならともかく、怠けてやらないこともあるので困ります。
おばさん介護職との関係に悩んでいるなら、介護職の人間関係|おばさん(お局様)の特徴と上手に付き合うための6つの方法が参考になるのでご覧ください。
急に休む
使えない職員と言われる理由の三つ目は、急に休むからです。
交代勤務の施設介護職員って、急な休みが一番困りますよね。
もちろん小さなお子さんがいて、子供が体調を崩して急に休むことはありますね。
そうではなく、自分勝手な都合で休みたいという職員もいるので困りものです。
- 今日は職員数が多いなと思ったらそういう日に限って休む
- 休むのに理由をはっきり言わない
- ユニットではなく事務所にだけ連絡を入れる
こんなことが続くと、そうは思いたくないけど、ズル休みかよってかんぐってしまいますよね。
- どんな症状があって休みたいのか
- 家族の都合などの理由はその事情
- いつまで休むのか
事情が分かれば良いので、最低限必要な情報は教えてほしいですね。
使えない介護職員への5つの指導法
使えない介護職員に対する5つの指導法は、以下の通りです。
- 繰り返し伝える
- ケアの重要性を理解してもらう
- ほうれんそうを徹底させる
- できるだけ2人で動く
- マネしてもらう
理解してもらうまでには時間がかかりますが、根気強い関わりが大切です。
繰り返し伝える
使えない介護職員への指導法1つ目は、繰り返し伝えることです。
- 一度では理解できないかもしれない
- 言われなければ悪いと思っていないかもしれない
- 言われて直せばそのうち習慣になる
いい加減なケアをする職員は、それが悪いと感じていないかもしれません。
一緒の勤務の時などに、直接困ったことなど繰り返し伝えていくことが必要です。
- 昨日パッドがきちんと当たっていなかったので尿漏れしていた
- 記録がなかったのでどこまでやったのかわからなかった
- 食器を洗ってくれなかったのですごく大変だった
こうしたことは言わなければ、大丈夫だったんだと勘違いされかねません。
毎回言うのはエネルギーがいることです。
でも、それでその人が気づいて変わるきっかけになれば大した労力ではないと思うのです。
顔を合わせるたびに何回も何回も伝えていきましょう。
ケアの重要性を理解してもらう
使えない介護職員への指導法2つ目は、ケアの重要性を理解してもらうことです。
- なぜこのケアをするか理解できるとやる気につながる
- やらされて動くより自分の意志で行動した方が身が入る
- そのうち自分の頭で考えて行動できるようになる
先輩に言われたからケアする姿勢だと、どうしてもやらされてる感が抜けないですよね。
面倒だけど、先輩に言われたからやるか…。
やらされてる感が強いと、どうしてもミスが多くなるし、やる気もなくなってしまいます。
主体的に動いてもらえるよう、ケアを行う意義について話をする時間をとりましょう。
- この利用者さんは、褥そうの心配があるので2時間おきの体位変換を徹底
- 糖尿病がある方は食前薬を飲まないと意識喪失する恐れがあるので、確実に服薬介助する
- 夜勤のことを考えて、遅番として最低限利用者さんの就寝介助を行う
こうして意味を伝えて理解しているか確認することで、主体的に考え行動することができるようになります。
ほうれんそうを徹底させる
使えない介護職員への指導法3つ目は、ほうれんそうを徹底してもらうことです。
基本的なほうれんそうができていない職員て、けっこういませんか?
- 指示したことをやってくれたか確認できない
- 利用者さんの情報を教えてくれないのでケアできなかった
- 相談がないので困っていることに気づかなかった
良いことないですよねー。
ほうれんそうができないと、みんなに迷惑がかかりますよね。
そうすると、あの人仕事できないよねって評価されやすいです。
- コミュニケーションをとって話しかけやすくする
- 雑談の中から話を引き出す
- 申し送りの時に確認事項がないか話をする
先輩と話しづらいことが原因で、ほうれんそうしないという職員もいます。
日頃からコミュニケーションをとって、話しやすくするのも必要な対応ですよね。
言わないなら聞けばいいと思います。
そのうち報告が増えてきたらいいなぐらいの感覚でとらえておいたら良いですね。
できるだけ2人で働く
使えない介護職員への指導法4つ目は、できるだけ2人で働くことです。
- 相手の行動を確認できる
- 介助しながらコミュニケーションの機会をとれる
- 自分の言動を見せることができる
2人で動くとメリットが大きいですね!
2人で行動する最大のメリットは、相手の行動を見ながら、自分の行動も見てもらえること。
どんなケアで戸惑っているか、不安にやっているかがよく分かります。
そして私のケアを見てもらうことで、ほかの人はこうやっているんだということを理解してもらえます。
私のケアも自信ないけど…。
みんな自信なんてないから大丈夫ですよ。日々やっていることをやればOKです。
マネしてもらう
使えない介護職員への指導法5つ目は、自分のやっているケアをマネしてもらうことです。
- 自分に何が足りないか理解できる
- マネすればとりあえず形になる
- やったら楽になるなど感覚で理解できる
先輩がやっていることをマネすれば、どういうケアをすべきか体感できますよね。
口であれこれ教えるより、自分がやってみてどう感じたかの方が受け入れやすいかもしれません。
移乗や排泄介助などとりあえずマネしてみればいいんだね。
レベル低い介護職員との付き合い方
ここからは、レベル低いなーと思わせる介護職員との付き合い方について解説します。
- コミュニケーション
- 勉強を促す
- 職場環境を整える
基本的なことですがとっても重要な内容となっています!
コミュニケーション
レベル低いなーと思わせる介護職員との付き合い方1つ目は、コミュニケーションをしっかりとることです。
いい加減な仕事をする職員は、他の職員とコミュニケーションがしっかり取れていない場合が多いです。
- どうせ言わなくても分からないと思う
- 自分勝手なケアにつながる
- 仕事がどうでもよくなる
他の職員とコミュニケーションがないと、自分勝手なケアにつながりかねません。
しっかりコミュニケーションをとることで、相手が何を考えているかどうしたいか知る必要があるでしょう。
- 気軽に話せる関係がある
- ちょっとしたことでも伝えられる
- グチを言ってくれる
グチをこぼしてくれると、この人はこんなことで悩んでいるんだというのが理解できますよね。
また普段から雑談していると、自然と話しやすい関係が作られます。雑談の中にこそ、ヒントが隠されているかもしれません。
やってほしいケア内容を申し送りで伝えても、報告がなければやったのかできなかったのか分からないですよね。
職場の中でほうれんそうが自然とされている環境が大切。
勉強を促す
レベル低いなーと思わせる介護職員との付き合い方2つ目は、その職員に勉強を促すことです。
ただ仕事をすればよいだけではなく、どうやったらより良く働けるか日々学んでいくことが求められますよね。
- その日のことしか考えない
- 成長が遅くいつまでも変わらない
- 不平不満が多くなる
不満が多くなるので、一緒にいてもつまらないと感じてしまうでしょう。
- 利用者さんを思ってより良いケアを考えられる
- ゆっくりとでも成長していく
- 前向きに仕事することができる
勉強する人は利用者さん思いですし、成長していけるんですよね。一緒に働くなら、勉強する人が良いですね。
今はYouTubeだって動画で勉強できますよね。
テキストを読むのは苦手という人は、動画ですきま時間にスマホでサクッと勉強すると良いですよ。
ケアきょうさんの動画は、具体的な介助方法など詳しく学べるのでおすすめです。
職場環境を整える
介護職員の意識を変える方法3つ目は、職場の環境を整えることです。
小さい単位で、ユニットやフロア内の環境を整えることを考えてみましょう。
- どの職員が何をやっているか分からない
- それぞれの職員でやることが違う
- すべて他人ごとになってしまう
職員間のコミュニケーションがとれていない環境だと、みんながバラバラになってしまいます。
当然のごとく、良いケアなんてやろうと思ってもできませんよね。
- 何か問題があってもみんなで解決できる
- より良いケアについてアイディアを出してもらえる
- 自分たちの問題としてとらえられる
職場の環境が整っていることで、一人一人の職員が働きやすくやりがいをもてるようになります。
コミュニケーションも活発に行われるし、それが利用者さんのためにもつながるんですよね。
レベル低い介護職員ばかりではない
ここからは、介護職員がレベル低い人ばかりではないことを解説します。
使えないと言われる人は、一部の職員に限られています。
- 高卒でもすごい
- パートでもすごい
- 職場の雰囲気に左右される
高卒でもきちんとした人もいます。また教育や研修制度が整っている職場は、しっかりした職員が多い印象です。
高卒でもすごい人
できる介護職員の特徴1つ目は、高卒でもすごい人がいるです。
介護職員としてレベルが高いか低いかは、学歴に関係ありません。
- 学校で介護を学んできたので即戦力
- 介護をやりたい熱量がある
- 利用者さんのためにケアができる
実際私も高卒の子と勤務したことがありますが、とてもしっかりしていました。
自分の中に芯をもっていると、年齢や学歴に関係なくしっかりしたケアができます。
高卒や専門学校卒でも介護学科等で学んできていれば、介護福祉士などの資格を持っている人もいます。
逆になんとなく仕事しているとか、今の仕事がつまらないと感じている人はいい加減なケアになりやすいですよね。
パートでもすごい
できる介護職員の特徴2つ目は、パートでもすごい人がいるです。
介護職員としてできるかできないかは、雇用形態に関係ありません。
- 利用者さんのことをよく知っている
- 臨機応変に対応できる
- 正職員なみに働ける
パートとは言っても、正職員より長く働いている人もいます。
また人生経験が豊富なので、利用者さんや職員に寄り添って関わってくれる人もいます。
うかうかしていると、正職員よりパートさんの方が頼りになるって思われちゃいますね。
職場の雰囲気による
ただし介護職員の質やレベルは、職場の雰囲気に左右されるという特徴があります。
いい加減な職員が多い職場だと、悪い影響を受けやすくなります。
- 挨拶をしない
- 利用者さんに冷たい
- 職員それぞれ勝手に仕事をする
こんな雰囲気の職場で一人頑張ったとしても、あっという間に潰れてしまいますよね。
悪い職場だと、いい加減な職員がほったらかしになっている場合が多く、改善のしようもないんですよね。
良い職場は教育や研修制度がきちんとしているので、ほったらかしにされないという安心感があります。
- 新人は時間をかけて教育される
- 人間関係が良い
- 職員が利用者さんに優しい
しっかりした職員が育つ環境が整っているんですよね。
しっかりした先輩が教えてくれるので、後輩もしっかり育ちます。
仮にいい加減なケアをしている人がいたら、面談を行うなどしてフォローしてくれます。
自分勝手なケアはなく、根拠に基づいたケアをするのでチームのまとまり感があるんですよね。
介護職員としての質を上げよう
以上、使えない介護職員どうする?レベル低いと言わせないための5つの指導法について解説しました。
- いい加減な仕事をする
- 指示通りやらない
- 急に休む
実際にいい加減なケアをしたり、指示を守らなかったりする職員もいます。
その人自身の問題もあるし、職場の雰囲気によるものであるかもしれません。
自分自身を振り返ってみて、そうしていないか確認することも大切ですよね。
- 繰り返し伝える
- ケアの重要性を理解してもらう
- ほうれんそうを徹底させる
- できるだけ2人で動く
- マネしてもらう
意識の低い人をそのままにしていても、職場に良い影響は与えてもらえません。
きっかけを提供して、意識を変えていけるようにしたいですね。
- コミュニケーション
- 勉強を促す
- 職場環境を整える
しっかりコミュニケーションを図って、何が問題なのか、どんな悩みを抱えているか把握していくと良いでしょう。
- 高卒でもすごい
- パートでもすごい
- 職場の雰囲気に左右される
職場全体をできる職員でいっぱいにして、お尻を叩いてもらえる環境を作れると強いですね!
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CareBreakの管理人ソフィア
当ブログでは、介護職さんの感じるモヤモヤを解消できるような情報を発信しています。