施設看護師として悩む…もう特養辞めたいな…人間関係とか仕事のやり方とかいろいろあってイヤになっちゃった。
この記事では、施設看護師さんが抱えやすい悩みとその解消法を紹介します。
- 施設看護師が抱えやすい悩み
- 施設看護師の悩み解消法
- 特養辞めてのんびり働きたいあなたにおすすめの職場
介護保険施設に勤める看護師は、病棟看護師と違い施設特有の悩みがありますよね。
介護職とのすれ違いだったり、思っている看護ができなかったり。
看護師の数も限られているから思うように相談できず、なかなか解消できないもどかしさを感じていると思います。
業務内容を見直すなど、あなたの悩みに合った解消法を実践していきましょう。
妻が施設看護師の経験を持つ私がわかりやすくお伝えします。
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施設看護師(特養&老健)が抱えやすい悩み
ここでは、特養や老健などの施設看護師が抱えやすい悩みについて紹介します。
- 人間関係が悪い
- 介護の質の低さ
- やりたい看護ができない
- オンコールが負担
- 人手不足
病棟とは違って、施設看護師ならではの悩みがありますよね。
人間関係が悪い
特養や老健で働く看護師が抱えやすい悩み一つ目は、職場の人間関係が悪いことです。
働き始めたは良いけれど、人間関係が悪くて思い悩む看護師さんも少なくありません。
- 看護師同士の関係がギスギスしている
- 管理職が現場職員を信頼していない
- 挨拶がなく礼儀を知らない
働く上で人間関係ってすごく大事ですよね。
施設で働く看護師は人数が限られているので、人間関係が悪いと最悪です。
理不尽な上司がいると職場の雰囲気が一気に悪くなりますね。
むかつく介護職員がいるなら、「介護職むかつく職員への対応方法|人間関係最悪な施設とは?」こちらの記事が参考になるのでご覧ください。
介護の質の低さ
特養や老健で働く看護師が抱えやすい悩み二つ目は、介護の質が低いことです。
指示しても、介護職員がきちんとやってくれない場合ってありますよね。
- 褥瘡予防のための体位変換を定時でしてくれない
- 必要な軟膏を塗り忘れている
- 指示通りのケアをしてくれない
利用者さんに必要なケアを指示しても、それをやってくれなければ意味がないですよね。
そのうち、「どうせ指示してもやらないから…」という気持ちになってしまいます。
介護職員によっても、この人はきちんとケアしてくれるけど、あの人はやってくれないとバラつきがありますよね。
やりたい看護ができない
特養や老健で働く看護師が抱えやすい悩み三つ目は、やりたい看護ができないことです。
理想の看護ができないという思いに悩む看護師さんは少なくありません。
- 施設ではできる医療が限られている
- 点滴したくても設備が整っていない
- やりたくても人手がないのでできない
病棟とは違って、設備が整っていないですし、何よりできる医療が限られています。
老健だと看護師は夜勤もあるので、状況は異なります。
しかし病院とは違いますし、人出も限られています。
介護職員の質によっても、やってほしい看護が無理な場合もありますね。
利用者さんのためを思ってもっと必要な医療をと思えば思うほど、葛藤する気持ちが出てきますよね。
オンコールが負担
特養や老健で働く看護師が抱えやすい悩み四つ目は、オンコールが負担なことです。
特養だと夜間はオンコールが基本。
でも、何でもかんでも連絡してくる職員っていないですか?
- 現場で判断してほしいことも連絡してくる
- 夜間の連絡が多いので睡眠不足
- 看護師の人数が少ないので当番が多い
もちろん利用者さんに何かあっては大変なので、早めに連絡をくれるのは良いですね。
でも少し様子を見るとか、自分で考えたり夜勤者同士で確認して判断したりは必要なことですよね。
必要な判断ができない介護職が夜勤だと、連絡が多くなってしんどいですよね。
人手不足
特養や老健で働く看護師が抱えやすい悩み五つ目は、人手不足です。
介護施設に勤める看護師は、人数が少ないですよね。
- 大規模な施設でも看護師は5名程度
- 正職員はさらに少ない
- 一日中処置で走り回っている
入所者100名超で、3〜4人の看護師といった職場もあります。もっと少ないところもあります。
そうすると、1人の看護師にかかる負担ってものすごく大きいですよね。
朝から夕方まで走り回って、座る間もないという日もあります。
総合病院などであれば、何十人もの看護師がいるのでそこは大きな違いですよね。
気の利く介護職さんだとやりやすいよう一緒に手伝ってくれます。でも気が利かない人だと、看護師が全部やらなければいけません。
看護師の業務が多すぎるのも原因の一つかもしれません。
- 施設内のラウンド
- 利用者の体調確認
- 配薬準備(朝昼夕眠)
- 処置
- 体調不良者の通院付き添い
- 病院や薬局への連絡
- 家族連絡
- 担当者会議
- 酸素など医療器具の準備
- オンコール対応
- 記録
- 予防接種の手配と管理
- 感染症対策
まだまだこんなもんじゃないって声が聞こえてきそうです。
これを限られた人数でこなすのですから、ハンパないですよね。
特に忙しいのが、週末や祝日。パートさんがお休みになると、常勤の看護師で上記の仕事を回さなければいけません。
処置してるその間にPHSが鳴って、慌ただしく次のラウンドへ…。息つく暇もありませんよね。
もう辞めようか悩んでいるなら、「お悩み相談室」へご相談ください。介護職さん向けですが、看護師さんでもOKです。
施設看護師(特養&老健)の悩み解消法
ここでは、特養や老健などの施設看護師の悩み解消法を紹介します。
- 介護主任へ相談
- 業務内容の整理
- オンコールの内容を明確にする
特養で看護師さんと一緒に6年働いて悩みを聞いてきました。解消できるヒントになればと思うので、最後までご覧ください。
介護主任へ相談
施設看護師の悩み解消法一つ目は、介護主任への相談です。
介護職との間で齟齬をきたしているなら、介護主任もしくは課長など管理職に話すと良いでしょう。
- 介護職への不満を直接相談できる
- 主任は職員に直接指導できる立場にあるので解決しやすい
- ケアの質を高めやりたい看護ができる道筋ができる
特養や老健などでは、看護師と介護職が一緒にケアすることが多いですよね。
また体位変換や水分補給など、必要な指示を介護職にお願いすることも多いはず。
熱心な介護職員なら良いですが、中にはこの人大丈夫?っていう職員もいますよね。
看護師が直接言うより、介護主任を通じて指導してもらう方が確実です。
上手に介護職とコミュニケーションを図って、少しでもずれを少なくしていきたいですよね。
業務内容の整理
施設看護師の悩み解消法二つ目は、業務内容を整理することです。
もし看護師の業務が増えすぎているなら、一度見直して減らせるものは思い切って減らしてしまいましょう。
- 本当に必要な業務が明確になる
- 事務作業は事務職員に任せることで負担が減る
- 本来すべき医療に集中できる
職場によっては、入浴介助に看護師が入るというところもあります。
人出が足りない職場ではありがたいですが、それで看護師の負担が増えてしまうのでは続かないですよね。
オンコールの内容を明確にする
施設看護師の悩み解消法三つ目は、オンコールの内容を明確にすることです。
何でもかんでも連絡が来るのは相当な負担になるので、介護職で判断できる力を養ってもらう必要がありますね。
- まずは夜勤者同士で相談して判断する
- 日頃から利用者の容態をよくみておく
- 必要な場合は躊躇なくオンコールする
上記のような感じで、オンコールを行うまでの手順を踏んでもらうと良いでしょう。
ただし連絡しにくい雰囲気を作ってしまうと、本当に緊急時に連絡がこないという事態になるので注意です。
オンコールの判断について、介護主任と明確に話し合っておくと良いでしょう。
特養辞めてのんびり働きたいあなたにおすすめの働き方
ここからは、看護師としてのんびり働きたいあなたにおすすめの働き方を紹介します。
- 社会福祉法人のデイサービス
- 古民家デイサービス
- 職場の選び方は慎重に
あなたに合った職場を選んでのんびり働きましょう。
社会福祉法人のデイサービス
看護師としてのんびり働きたいあなたにおすすめの働き方一つ目は、社会福祉法人のデイサービスです。
- 看護師業務が明確
- 経営が安定している
- 田舎だとゆったりしているのでおすすめ
社会福祉法人は経営が安定している場合が多く、職員数も一定数確保されています。
送迎や入浴などは職員が確保されているところであれば、それだけ看護師は業務の負担が少なくなります。
田舎なら雰囲気がゆったりしていて、のんびりと業務を行うことも可能です。
一方で、職員がすぐ辞めてしまうような職場だと、看護師が色んな業務をしなければいけないといったデメリットがあります。
- 看護師が送迎や入浴介助も行う
- 看護師が少ないので負担が大きい
なので常に求人を出しているような社会福祉法人はやめておいた方が無難です。
古民家デイサービス
看護師としてのんびり働きたいあなたにおすすめの働き方二つ目は、古民家デイサービスです。
古民家デイサービスってどんなところか知っていますか?
- 昔の民家をそのまま利用
- 少人数で楽しく過ごせる
- 家族のような付き合い方ができる
田舎のおじいちゃん家に遊びに来たような懐かしさがあります。
少人数で、職員同士わきあいあいとした雰囲気で働けるのが特徴。
- 職員数が限られているので送迎もあるかもしれない
- 少人数なので関係性が悪くなると続けづらい
少人数のため職員数が限られているので、送迎専門の運転手はいないかもしれません。
そうすると、看護師も送迎をするなど看護業務以外のことをやる可能性もあります。
また少人数でわきあいあいと働けるのは良いですが、関係性が悪くなった場合働きづらくなります。
職場の選び方は慎重に
最後に、看護師としてのんびり働きたいなら、職場の選び方は慎重に行いましょう。
転職してみたら、業務内容が多すぎてのんびりしていられない。こんなことになったら、転職した意味がなくなってしまいますよね。
- 転職先の情報をしっかり集める
- 転職エージェントを活用する
- 派遣で働く
転職先の情報をしっかり集めるには、転職エージェントを活用することをおすすめします。
あなた自身からは聞きづらい質問も、エージェントの担当を介して聞くことができるので角が立ちません。
職員の年代や性別、経験年数など詳しく聞くことができます。また就職前に見学することもできるのが大きな特徴。
- 職場の雰囲気
- 上司の印象
- 職場環境
こういった点について自分の目でみて肌で感じることができるのは大きいですよね。
就職前に派遣看護師として働く方法もあります。
- 一日だけ働くこともできる
- 煩わしい人間関係に影響されない
- 高時給
転職を考えている職場で派遣として働いて、職場の雰囲気を知るのは有効ですよね。
職場に所属するわけではないので、人間関係にも影響を受けません。
働いてみて感じよいなと感じたら、正規の職員として転職することも可能です。
施設看護師としてのんびり働こう
以上、施設看護師の悩み解消法|特養老健辞めたい&のんびり働きたいあなたにおすすめの働き方について解説しました。
- 人間関係が悪い
- 介護の質の低さ
- やりたい看護ができない
- オンコールが負担
- 人手不足
利用者のために良い看護を行いたいと思っても、職場の環境などによって難しい場合がありますよね。
- 介護主任へ相談
- 業務内容の整理
- オンコールの内容を明確にする
職場の人間関係については、介護主任や管理者などと話し合っていくと良いでしょう。
業務負担を減らしていくことも、働きやすい職場作りには欠かせないですよね。
- 社会福祉法人のデイサービス
- 古民家デイサービス
- 職場の選び方は慎重に
のんびり働きたいなら、田舎のデイサービスを選んだり、古民家デイサービスで働いたりすることがおすすめです。
ただし職場選びは慎重に!あなたに合った職場が見つかりますように。
フォロワーさんからの支持率高い!
CareBreakの管理人ソフィア
当ブログでは、介護職さんの感じるモヤモヤを解消できるような情報を発信しています。